歯医者さんで撮るレントゲンって安全なの？
[2011年05月25日]
レントゲンの被爆について
福島の原発事故以来、よく質問を受けるようになりました。
歯科治療でのレントゲン撮影の安全性は高いです。
- 歯科用CT ： およそ0.1mSv / 1枚
- 口の中に入れて撮影する小さい写真（デンタル） ： およそ0.01mSv / 1枚
- お口全体が撮影できる大きい写真（パノラマ） ：およそ 0.03mSv / 1枚
この線量は
集団検診で撮影する胃のレントゲン写真１枚（約４．１ｍSｖ）のおよそ１００～４００分の１
自然界から１年間に受ける放射線のおよそ４０～１００分の１程度です。
このことから、歯科医院で撮影するレントゲン写真の安全性は高いといえます。
また、レントゲン撮影時には必ず防護用エプロンを着用していただいております。
この防護エプロンには鉛が入っています。
臓器は、撮影時に鉛が入った防護エプロンを装着することによって、放射線による被爆をほぼゼロにすることができます。
このようなことから、放射線の被爆から安心してレントゲン撮影いただけます。
レントゲンは、歯や骨の内部を診ることができ、我々は多くの情報を得ることができます。
レントゲン写真なしで治療をすることは、
暗闇を光なしで歩くようなもので、歯科医師の大事な目のひとつです。
レントゲン撮影に、何卒ご協力いただけますようお願い申し上げます。